サウナ

サウナ日記#8サウナーに是非知ってほしい曲~「そなちね」~

社会人になり、サウナにハマって色々なサウナに出向いてきましたが、そんな中、私にはドラマ「サ道」を見ているうちにどうしても耳に残るものがありました。

もちろんサウナが魅力的なのはもちろんなのですが、ドラマ「サ道」でも印象的だったのが、テーマ曲でもある「そなちね」です。

メロディも歌詞もすごく雰囲気が独特なんですが、紐解いてみると実はすごく深い歌となっています。

そこで是非この曲の世界観を知って頂きたいので、「そなちね」のYouTubeの公式チャンネルのMVとそのコメント欄で見つけた素晴らしい考察を一緒にご紹介します。

考察

犯罪や暴力の絶えない地獄のような地域で育った少年。死を身近に感じていたからだろうか、夏休みの自由研究の題材に「人は死後どうなるか」を選び「人は死んだら宇宙になる」と仮説を立てた。そして、銃を自作し自殺することによってその仮説を検証しようとする。

海岸で銃の弾を捨て座り込んでいるヤクザ風の男を見つけた少年は、自分の計画を説明し協力を取り付ける。男の持っていた銃を参考にし、廃倉庫で試行錯誤し、なんと銃の作成に成功する。 海岸に捨てられた弾を見つけた少年は、夢で見た場所で、笑顔でこめかみに銃を突きつけ、引き金を引き、倒れた。ここで少年を映した映像は終わる。 後日発行された新聞によると、結果、弾は発射されず、少年は生きていた。見出しには、「未来の天才、死を求め銃を作る」とあった。

一見すれば、「死ななくてよかった。地獄のような環境でも生きていればいいこともある。」といった感想を持ちそうな映像だ。 ここで視点を変えてみよう。もしも、ヤクザの男が主人公だったらどうなるだろうか 銃の弾を捨て海岸に座り込む人相の悪い男、絶望の表情にも見える。そこに一人の無垢な少年が近づいてくる。彼は「人は死んだら宇宙になる」という馬鹿げた妄想を信じ、銃の作成を手伝ってくれないかと男に言う。 自分の生を諦めていた男は、ほかにすることもなく、気まぐれに少年に協力することにする。どうせ銃が完成すれば少年は勝手に死ぬ。口封じの必要もない。 廃倉庫にて研究を繰り返し、男は少年とまるで子供の頃の夏休みに戻ったかのような時間を過ごす。少年に情が移ってしまったのか、思案したのち、彼は銃の撃鉄を取り外し、自分の存在が知られる危険を顧みず少年を生かしておくことに決めた。 少年は無事生き残り、新聞記事にもなった。優しさか侮辱か、少年の口から男の存在が語られることはなかった。 男の行方は、誰も知らない。

こうしてみると、男は少年を救ったヒーローであり、男が海岸で自殺するかもしれなかったことを考えると、「生きていればいいこともある」というのはむしろこっちのほうがしっくりくるのではないか しかしこの映像の視点は少年のものである。少年は終始狂気的に自分の立てた仮説を信じており、特に心境に変化もなく、助かったのも偶然に過ぎない。 それでも少年を中心に視点が動き、わざとらしいほどの美しい景色と共にそれを映す。 何故か。私の説はこうだ。 「この映像は『少年の物語』ではなく、『少年が見ている世界』を映している。」 何かに熱中し、自分の世界に入り込み、全力で目の前のことに取り組む。そんなやつが見ている景色は、こんなにも美しい。たとえそれが、自殺の準備であっても。 少年が、親指と人差し指で輪をつくり、覗き込むようにして何かを見ることがある。これは、輪から見える景色は少年にとって別の世界であって、覗き込むように注視しないと目に入らないということを表していると考えられる。

ノスタルジックな夏の景色、少年が妄想しているであろうワクワクするようなアニメ、背後で犯罪が起きていても美しく広がる空。 少年が見ているこの景色こそがこの映像の本質であり、その他の部分は何が起きているかを説明しているだけに過ぎない。 「どんな街に生まれてもどんな境遇でも、自分の世界に入り込めるやつは美しい」 この動画のプロデューサー佐々木集氏の言葉である。 この美しさを知らないなんてダサい。私はそう言われている気がした。

どうでしたでしょうか?

予想以上に深い内容であり、1つの作品としても素晴らしいものだと思います。

ふと気になり追いかけてYouTubeで見つけた曲ですが、サ道と同じくらい色んな人に聞いてほしい・見てほしいPVです。三者三様の考察を是非見てみたいものです。

最後になりますが、この曲を受けて自分の身近にあるサウナを振り返ってみたくなり勢いで紹介ビデオ的なのを作ってしまいました(笑)。

現在大阪に住んでいる私の近辺にあり、かつ体験したサウナを「そなちね」に乗せて紹介してみました。

 

サウナの魅力を微力ながら伝えていけたらなと考える今日この頃でした。

では、また👋

ABOUT ME
ヒロ
社会人4年目/25歳/食品商社で2年間営業した後、IT業界にシステムエンジニアとして転職/Java,PHP言語を扱う開発エンジニア