読書から学ぶシリーズ第五弾。
今回は「瞬読」を読んでみました。
最近読書量が増えてきたのでこういった本にも興味が出てきました。
本を読む効率が良くなればよりいろいろな本を楽しむことが出来るようになるので、
ぜひともマスターしていきたいところです。
ということで今回はこの本「瞬読」から読書術を学んでいこうと思います。
~読書から学ぶ~
瞬読とは
右脳で読む(インプット)ことをした後に、左脳で書き出す(アウトプット)
唯一無二のメソッドのこと。従来の速読とは別物となります。
瞬読の秘密
瞬読と音読
瞬読では「音読」を厳禁としています。音読には音読のメリットがありますが、瞬読が目指す「情報処理」といった観点での効用は小さいのです。要するに、目的に応じた「読み方」を変える必要があるのです。
「音読」では、脳の前頭前野が活性化されることで記憶力・読解力が向上します。
しかし、どうしても「音読」の場合は、読むスピードに限りがあるため読める本の冊数も少なくなってしまいますが、「瞬読」であれば音読より何倍もの量の冊数を読むことが可能になります。というのも、瞬読の時に使う脳の部位と、音読の時に使う脳の部位は異なっているからです。
「瞬読」は従来の”眼球の動き”に頼る速読とは異なります。右脳を使うことで、潜在意識に働きかけるということが瞬読の真髄です。
私たち現代人は「左脳」を使うことに偏った生き方を強いられています。左脳は理性的なことを司る脳の部位で、計算や分析などの処理を主に担当しています。なので、読書をするときは一言一句意味を理解しながら本を読むのが一般的なスタイルです。一方で「右脳」は、物事をイメージとして捉える感覚的な脳で、ひらめきや直感は右脳の働きによるものです。
そのため、多くの人の場合は左脳ばかりを酷使し、右脳は能力を秘めたままずっと休んでいる状態なのです。「瞬読」はその右脳の活性化を促す方法の一つだととらえて下さい。
今までの人生の中で記憶に残っているシーンや漫画の名シーンなど、イラストやシーンのイメージとしては思い出せてもその時のセリフや言動がどんなものだったかまでは中々思い出すことが出来ません。
こういった視覚的に「映像」として捉えられた記憶は情報として脳から引き出されやすいのです。
「瞬読」では、右脳を使うことによって文字列として本を読み進めるのではなく、一つのイメージとして取り込んでいくことになります。
瞬読のトレーニング
そもそも「瞬読」には、効果を発揮させるための条件が存在します。簡単に言うと発展途上の子供ではなく大人が対象です。
理由は簡単で、「漢字が読める」「理解できない言葉がない」「経験としてなじみのない内容が少ない」が前提条件としてあるからです。「速く読む」のはあくまで付加価値ですので、子供に対してはじっくり意味を理解しながら読解力を高める音読の方が適していると言えます。
瞬読をマスターするまでの手順
①変換力を鍛える
②イメージ力を鍛える
③本を右脳読みする
④本の内容をアウトプットする
①変換力を鍛える
位置も並びもランダムに配置されたばらばらの文字を、自分自身の知っている言葉に高速で変換するトレーニングです。
②イメージ力を鍛える
複数行の文字を瞬時に読み取るトレーニングです。
画像では複数行ではないですが、例えば「下校している小学生が横断歩道を渡るために青信号になるのを友達としゃべりながら待っています。」という一文を一瞬で頭の中でイメージするということです。
③本を右脳読みする
自分なりの自分に合った視点の動かし方を見つけて取り組んでいきます。
まとまったブロックでとらえたりなど①~③を繰り返し行うことで徐々に捉えることが出来る文字数も増えていきます。
④本の内容をアウトプットする
インプットした情報を口頭で話したり、紙に書いてアウトプットするトレーニングです。従来の速読法にはない、いわば「仕上げ」の段階となります。これは本から取り込んだ情報を脳に定着させる効果があります。ここでは「左脳」を使いますが、①~④までで右脳と左脳の両方を使うことで全体的に脳の能力をアップさせることが出来ます。
最も効果的なのは手先を動かして文字を紙に書くことが研究の成果で分かっていますが、ブログや日記のようにキーボードで文字を打つことも効果はあるので、どちらかの続けやすい方法でトレーニングしていくことをお勧めします。
最後に
この本には①と②のトレーニング用の問題が用意されています。
私自身まだ「瞬読」は身につけられていませんが、読む速度は以前よりも段違いに早くなっているのは感じられているのでトレーニングは続けていこうと思っています。
みなさんもこの情報にあふれた時代に生きていますので、少しでも多くの情報をより早く身につけていきませんか?
では、また👋